「博多座、行ってみたい。でも、初めてで何もわからない」
そんな方に向けて、チケットを取るところから当日席に着くまでを、順番にまとめました。
わたしは博多座に何度も足を運んでいますが、最初は同じように「何時に行けばいいの?」「どの席がいいの?」と迷いました。難しいことは何もありません。ひとつずつ見ていきましょう。
1. まずは、チケットを取る
購入方法は、インターネット・電話・窓口の3つ。初めての方は、席を相談しながら決められる電話予約か窓口が安心です。慣れてきたら、24時間いつでも買えるインターネットが便利。
自動発券機の使い方や、人気公演を取るコツはこちらにまとめています。
「まずは一幕だけ、短時間で試してみたい」という方には、歌舞伎公演のときの幕見席という選択肢もあります。
2. どの席にする?
いちばん迷うところですよね。わたしなりの目安をお伝えします。
推しの俳優さんがいるなら、近い席。
1階の通路側は、客席降りのある演目だとすぐ横を通過されることがあります。あれは……「きゃーっ」となりますね。
周りに迷惑をかけないか不安なら、後方の席。
気をつけていても、夢中になるとどうしても前のめりになってしまうものです。後ろの席なら、その心配がぐっと減ります。
お値段を抑えて、まずは雰囲気から楽しみたいなら、2階席の後方。
段差がしっかりあるので、舞台全体を見渡せます。「劇場ってこういう場所なんだ」を知るには、いい席だと思います。
(「お値段を抑えて」と書きましたが、公演によっては2階席までがA席になることもあります)
階ごとの見え方や、実際に座ったときの写真はこちらに詳しくまとめました。
3階席について、ひとつだけ。
日によって、客席の雰囲気に差があるように感じます。通い慣れた方が多い日もあれば、少し賑やかに感じる日も。これはわたしの主観ですし、どの階でも起こりうることですが、静かに集中して観たい方は、頭の片隅に置いておいてもいいかもしれません。
3. 劇場までの行き方
所在地:福岡市博多区下川端町2-1
地下鉄:福岡市地下鉄「中洲川端駅」下車。川端改札口・7番出口から直結です。天神駅から約1分、博多駅から約4分、福岡空港駅から約10分。雨の日でも濡れずに行けるのがありがたいところ。
一点注意、地下鉄「中洲川端駅」は改札口が「中洲側」と「川端側」があります。博多座は「川端改札口」。
- 博多駅からは進行方向、後ろ側
- 天神方面からは進行方向、前側になります
万が一、逆の改札に出てしまっても地下通路で移動できるので安心です。
バス:西鉄バス「川端町・博多座前」下車すぐ。博多駅から約15分、天神から約10分。
車:博多リバレイン地下駐車場(有料)がありますが、博多座専用ではなく、施設割引もありません。周辺のコインパーキングも含めて、時間に余裕を持って探すほうが安心です。
(最新の情報は博多座公式サイトのアクセスでご確認ください)
4. 劇場の中の移動(建物の階と、客席の階は違います)
ここ、初めてだと戸惑うところです。
建物の2階がエントランス。客席の1階は、建物でいう4階にあたります。
エントランスからエスカレーターで客席1階へ上がり、そこから客席2階、3階へと、回遊するようにエスカレーターが配置されています。慣れれば何ということはないのですが、初めてだと少しわかりにくいかもしれません。
身体的理由などで移動が不安な方は、スタッフさんに伝えてください。 エントランスからエレベーターで上がることができます。もちろん、途中で売店に寄っても大丈夫です。
この記事で「客席2階」「客席3階」と書いているのは、すべて客席の階数のほうです。
荷物とロッカー
スーツケースは、エントランスで預かってもらえます。 番号札を渡されるので、なくさないように気をつけてくださいね(わたしはいつも、ちょっと緊張します)。
コインロッカーは各階、舞台に向かって右手側にあります。無料ですが、使うときに100円玉が1枚必要です(返却されるタイプ)。
インフォメーションで両替もしてもらえますが、100円玉を1枚用意しておくとスムーズです。
喫煙所・自動販売機
博多座には喫煙所があります。自動販売機と同じく、客席3階の、舞台に向かって右側です。
喫煙所は、館内でここ1か所だけ。通路の右側にあって、外の窓に面した明るい場所です。閉じこもった感じはありません。
利用できるのは、終演の10分前まで。ただし、それより早めに閉まる可能性も考えられるので、お早めに。
ひとつ、おすすめしたいことがあります。
上演中に席を立って喫煙所へ向かうときは、スタッフさんに一声かけておくと安心です。(幕間や開演前は、気にしなくて大丈夫です)
公演によってはロビーを演出に使っていることがあるので、「今通っていいのかな」と迷わずにすみます。それに、万が一のことがあったときも、スタッフさんが「今ここにいない人がいる」と分かっているのは、大きな違いです。
実際、席を離れようとするとスタッフさんのほうから声をかけてくれることも多いです。身構えなくて大丈夫です。
終演後に吸いたくなったら
館内の喫煙所は終演前に閉まるので、外に出てからになります。近くの喫煙所は、JTの公式マップで探すのが確実です。喫煙できるお店も一緒に載っています。
喫煙所は場所が変わったり、なくなったりすることがあります。おでかけ前に、最新の情報をご確認ください。
車椅子でのご来場
車椅子でも観劇できます。(以下は博多座公式サイトの案内をまとめたものです)
建物の入口からエントランスまでは段差がなく、係員の方がエレベーターへ案内してくれます。エントランスのエレベーターから、客席の各階ロビーへ上がれます。多目的トイレも、エントランスと客席1〜3階に計6ヶ所あります。
歩くのがつらい方には、車椅子の無料貸出もあります(事前予約はできず、台数に限りがあるので、当日待つ場合があります)。
お席のことや当日の動線など、確認しておきたいことは、事前に相談できます。
- 博多座 代表電話:092-263-5858(10:00〜17:00)
- → 博多座公式サイト「劇場案内」のバリアフリー情報
貸出や設備の内容は変わることがあります。おでかけ前に、最新の情報を公式サイトでご確認ください。
5. 当日、何分前に行けばいい?
目安はこちらです。
- エントランス開場:上演の60分前
- 客席開場:上演の45分前
ただしこれは公演によって変わります。前の回との入れ替え時間の都合で、開場が遅くなることもあります。事前に公演ページで確認しておくと安心です。
そのうえで、わたしがおすすめしたいのは——
「10分前には、すべての用事を済ませて席に座っている」
これだけ守れば、当日は落ち着いて過ごせます。お手洗い、売店、ロッカー。全部済ませてから座る。開演を待つあの時間も、観劇の楽しみのひとつですから。
6. お化粧室のこと(先に済ませておきましょう)
「10分前に着席」のために、いちばん大事なのがここです。
場所
エントランスから客席3階まで、各階にあります。エントランスを除いて、いずれも舞台に向かって左手側(男女とも)。ただし客席3階だけは、女性用が両側にあります。
幕間は、混みます
女性のお客さまが多い公演では、やはり並びます。客席1階は個室の数がいちばん多いのですが、そのぶん客席数も多いので、列ができることも。
そんなときは、スタッフさんの案内に耳を傾けてみてください。 インカムでこまめに連携されているようで、「お急ぎの方は◯階が空いています」と口頭で教えてくださることがあります。これは本当に助かります。
わたしなりの、混雑の避け方
- 狙うなら、客席2階か3階。 特に3階は両側にあるうえ客席数も少ないので、比較的捌けやすい印象です。少し遠いですけれど、並ぶ時間を考えたら結果的に早いことも
- 急いでいないなら、休憩時間の中頃から後半へ。 幕間が始まった直後がいちばん混みます
- 開演前は、客席2階に列ができやすい気がします(お席が集中するからでしょうか)
男性用は、あまり並んでいるのを見たことがありません。
いずれにしても、開演前に一度済ませておくのがいちばん安心です。
7. 持っていくと安心なもの
飲み物
これは必須だと思います。第一幕が60分を超える公演は珍しくありません。
持参してもいいのですが、売店や自動販売機でも普通に買えますので、荷物を増やしたくない方は現地で調達するのがおすすめ。自動販売機は客席3階の、舞台に向かって右側にあります。
なお、アルコールの持ち込みはできません。必要であれば売店で販売しています。
のど飴
会場の中は乾燥しがちなので、あると安心。ただし「ガサガサ音」の原因になったりするので、取り扱いはスムーズに。
大判のハンカチか、スカーフ
館内は温度調整されていますが、ミュージカルのときなど、どうしても寒く感じることがあります。逆に2階・3階席は暑く感じることも。ひざ掛けは嵩張るので、膝にかけられる大判のハンカチが1枚あると便利です。スカーフなら、なお良し。
100円玉
先ほどのロッカー用です。
オペラグラス
3階席や後方の席なら、あるとないとで満足度が変わります。選び方は座席ガイドのほうに書きました。
8. 服装は?
わたしは普段着で、普通に行きます。汚れていたり、だらしなくなければ、それで十分。
とはいえ、ビシッと決めていらっしゃる方がいるのも事実です。せっかくの観劇ですから、おしゃれして出かけるのも一興だと思いますよ。どちらでも大丈夫、というのが本当のところです。
9. 幕間とごはんの楽しみ方
博多座の楽しみは、舞台だけではありません。
わたしは幕間、ロビーで売店のお菓子をいただくことが多いです。客席2階にはスコーンのお店があって、これが人気。開演前に予約すると楽しめる限定のセットもあります(数に限りがあるので、早めに)。
公演にちなんだお食事やお弁当が用意されることもあるので、出かける前に博多座公式サイトの「おすすめ商品」を必ずチェックするのがわたしの習慣です。
劇場の外で食べたい方、終演後に食べたい方は、こちらにまとめています。
10. 観劇マナーは、そんなに難しくない
拍手のタイミング、幕間の過ごし方。基本を知っておくと、当日ぐっと気が楽になります。
11. ひとりで行っても、大丈夫
「ひとりで浮かないかな」と心配される方もいるかもしれませんが、大丈夫です。おひとりの方はちらほら見かけますし、まわりも気にしていません。
わたしは幕間に、業務の支障にならない範囲で、スタッフさんに公演のお話を聞くことがあります。これがまた楽しいんです。
12. 遠方から来られる方へ
終演後の移動を楽にしたい、翌日も福岡を歩きたい。そんな方は、宿の場所選びで当日の疲れがかなり変わります。
→ 博多座周辺のホテル|観劇の日に泊まりたい、地元民のおすすめ5選
おわりに
初めての劇場は、誰でも少し緊張します。でも、10分前に席に座って、開演を待つ。それさえできれば、あとは舞台が全部連れて行ってくれます。
素敵な観劇になりますように。


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