博多座観劇レポート|ミュージカル『神経衰弱ぎりぎりの女たち』

観劇レポート

はじめに

急遽、観に行けることになった博多座。ミュージカル『神経衰弱ぎりぎりの女たち』を観てきました。

スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の名作映画をミュージカル化した本作、今年ついに日本初演を果たし(東京公演は6月7〜21日)、その勢いのまま福岡へやってきてくれました。これは行かなアカンやつ、と思っていたら、まさかのチャンス到来!

神経衰弱ぎりぎりの女たち 博多座ポスター

なお、この後大阪・名古屋公演も控えているので、セリフや展開の詳しいネタバレは控えておきます。ぜひ劇場で体感してほしい!

作品について

原作は1988年公開のスペイン映画「神経衰弱ぎりぎりの女たち」。ヴェネツィア国際映画祭で脚本賞を受賞した傑作で、2010年にブロードウェイでミュージカル化されるとトニー賞3部門にノミネート。2014年のウエストエンド公演ではローレンス・オリヴィエ賞2部門にも名前が挙がった注目作です。

演出は上田一豪さん。『この世界の片隅に』『9 to 5』など話題作を次々と手掛けてきた方で、今回も期待大でした。

あらすじ(ネタバレなし)

女優のペパ(望海風斗)がある朝目を覚ますと、恋人・イバン(髙嶋政宏)から一方的に別れを告げる伝言が。「僕は君にふさわしくない」ってどういうことやねん!……というところからドタバタが始まります。

イバンの元妻ルシア(秋山菜津子)、親友カンデラ(和希そら)、弁護士パウリーナ(長井 短)、息子カルロス(溝口琢矢)…と、次々と個性的な人物が絡み合って、舞台はどんどん混沌としていく。笑えて、じわっとして、スカッとするラブコメディです。

開演前のお楽しみ

博多座の楽しみは舞台だけやないんですよね。今回は開演前に糸島おむすび神氣さんのお弁当とコトリノテさんでお土産を購入しました。人気商品は開演前に売り切れてしまうことがあるので、早めに買うのがおすすめです。

お弁当はアジフライ弁当。アツアツやったらもっと美味しいんやろうけど、冷めてても柔らかくてしっかり美味しい!でも、何より感動したのが骨がなかったこと。アジフライって結構な確率で骨に当たることあるの、わたしだけ?笑 それがゼロやったんです。これには感激しました。(感激する沸点低くてごめんなさい)

そして九州のタルタルソースって、なぜかシャバシャバ系が多いんですよね(個人的な経験談)。でもこちらのタルタルソースはちゃんとした食べ応えのあるタルタルソースで、これまた感動。ほんまに美味しかった!

お土産にはコトリノテさんのアニマルクッキー缶をゲット。サクサクで、見た目がとにかく可愛い!家族へのお土産にしたら大喜びしてもらえました。こちらも早めに手に入れるのが吉です。

コトリノテ アニマルクッキー缶

観てみて

舞台が始まった瞬間から、ラテンのリズムが全身に響いてきて、一気にスペインの世界へ引き込まれました。アンサンブルのダンスがめちゃくちゃかっこよくて、ずっと見ていたいくらいやったんですが、演出上やや照明が暗めで細かいところまでしっかり見えへんのがちょっと残念やったかな。

でも場面の切り替わりが早くて、ぼんやりしてる暇なんて全然ないので、あれくらいの明るさがちょうどよかったのかも、とも思いました。

舞台セットは基本的に同じなのに、演出が面白くて「次はどんなふうになるんやろ?」「あれ、いつの間に変わってたん?」の連続。舞台ってほんまに面白いなあ、とあらためて感じました。

それにしてもイバンの○ソぶりときたら(笑)。あの表情、ほんまに腹立つわ〜。でもそれだけ役者さんがしっかり役を生きてるってことやから、きっと髙嶋政宏さんの思うツボなんやと思います。

作品全体を通じて感じたのは、恋とは、愛とは、ほんまに盲目ということ。みんないつの間にかどっぷり溺れてる。でも、そこから一歩引いて、自分の足で立ち直っていく——いま、どんなにつらくて、しんどくて、もうあかんと思っていても。そのペパの吹っ切れ方が、観ていて本当にスッキリしました。

まとめ

急遽行くことになった観劇やったけど、行ってほんまによかった!笑えるのにちゃんと胸に刺さって、終わった後、ジーンときて、なんだか元気になれる——そんな不思議な力のある舞台でした。

大阪公演(7/2〜6・SkyシアターMBS)、名古屋公演(7/10〜12・御園座)もまだあります。気になっている方はぜひ!

※舞台セットは終演後のみ撮影可能です。

神経衰弱ぎりぎりの女たち 舞台セット

博多座|2026年6月26日(金)〜28日(日)
出演:望海風斗、秋山菜津子、和希そら、長井 短、溝口琢矢、髙嶋政宏 ほか
演出:上田一豪

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